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トップ>コラム一覧> 世界の紅茶の産地を訪ねて – インド ニルギリ地区 クヌール茶園 –

産地

世界の紅茶の産地を訪ねて
 – インド ニルギリ地区 クヌール茶園 –

2025.8.20

ダージリン、ウバ、アッサム、キーモン・・・。
世界中の様々な土地で作られ、世界中でその土地ならではの飲み方で愛され続けてきた、紅茶。

世界には、無数の種類の紅茶が存在します。
産地の名前がそのまま紅茶の銘柄になっているものがほとんどです。それぞれの産地で個性ある茶葉が生まれるため、どこで生産された茶葉かが重要な印であり、いつしかブランドとなったのでしょう。

nittoh.1909を運営する三井農林は、100年近く前から、紅茶生産に関わってきました。本コラムでは、そんな私たちが実際に世界中の紅茶の生産地に赴き、見て、聞いて、感じた紅茶の生産地ごとの空気感を、皆様に少しでもお伝えできればと思います。

今回ご紹介するのは、インド・ニルギリのクヌール茶園についてです。

ニルギリという地区について

ニルギリの茶園

ニルギリの茶園

ニルギリは南インドの高原に位置する産地です。ニルギリとは現地語で「青い山」を意味し、その名は、「ニーラクリンジ(Neelakurinji)」という花が十二年に一度山一面を青く染めることに由来します。水色は明るく美しいオレンジ色で、柔らかくすっきりとした味わいが特徴です。クリームダウンが起こりにくいため、アイスティーに向いています。

クヌール茶園について

ニルギリ地区の写真

Coonoor Tea Estate(クヌール茶園)は南インド、西ガーツ山脈の南にあるタミール・ナド州ニルギリ南部の町Coonoor(クヌール)近郊に位置しています。Coonoorは現地語でSmall Town(小さな町)という意味です。日本からはシンガポール経由で南インドのCoimbatore(コインバトール)空港に行く方法が便利で一般的ではありますが、Chennai(チェンナイ/旧マドラス)経由、またはBangalore(バンガロール)を経由してCoimbatoreへ入る方法もあります。Coimbatore空港からは約80km、車で2時間ほど走り、山道を登り切れば標高1,850mのCoonoorの町に入ります。

茶園にはここから30分ほどで到着します。ニルギリは年間を通して温暖で、最も寒くなる1月でも平均最低気温は8.5℃、最も暑い5月の平均最高気温は24.3℃と過ごしやすく、4〜6月にはデリー、ボンベイ等から多くの人が避暑に訪れます。英国統治時代にはCoonoorから18km北にあるニルギリ第一の町Ooty(ウーティ)を夏の首都として、5〜10月の真夏の間Madrasの政府役人が家族ぐるみで移動してきたというほど住みやすい場所です。

ニルギリの語源はNeelam=Blue、Giri=Hill or Mountain、即ちBlue mountainです。これは、ここ西ガーツ山脈に群生し12年に一度青紫色の花をつけるNeelakurinjiという植物を由来としています。

ニーラクリンジ(Neelakurinji)の写真

12年に一度咲く花 ニーラクリンジ(Neelakurinji)

ニルギリは観光と紅茶で成り立っています。ダージリン同様にThe Nilgiri Mountain Railway鉄道があり、UNESCOの世界遺産に登録されています。CoonoorからOotyまでの17kmを走る高原列車の旅は爽快です。またOotyは映画の撮影地としても有名で、多くのインド映画が撮影されています。

ニルギリの紅茶栽培は1850年代に始まります。アヘン戦争後、中国から連行した戦争捕虜とともに茶樹の種が持ち込まれ、1854年にCoonoor茶園で初めて栽培が始まりますと、続けてDunsandle、1859年にはThiasholaと茶園が開設されていきました。

Coonoor茶園は標高1,900〜2,100m、工場は2,078mにあり、ニルギリの茶園の中でも標高は高いです。歴史は古いですが、茶園名がCoonoorとなったのは1926年のことで、2015年現在はThe Coonoor Tea Estate Co. Ltd.が経営しています(注1)

栽培面積は134haと大きくありませんが生葉買いによる製造もあり、工場の製造能力は年間1,000トンに及びます。工場の隣にはSpeciality tea factoryがあり、手作りの高級茶葉を製造しています。品種化率は25%と多くはないですが、B/6/61(UPASI-9)、CR-6017、B/6/62(UPASI-10)、TRI2024(スリランカ品種)、TRI2025等が栽培されています。紅茶は単一品種で売買されることは少ないですが、南インドではCR-6017をClonal(クローナル)として売買しています。この品種は1964年にCraigmore茶園で育成され、CRは茶園名、6017は17番の茶園で60番目の茶樹を意味します。アクっぽい味、果実が熟した香味があり、米国、ドイツ、カナダ等で評価を得ています。茶園の認証はISO22000、Rainforest Alliance、UTZ、Fairtradeを取得しています(注2)

2015年10月
(掲載当時)
2025年6月時点
所在地 Springfield Post,
Coonoor 643 104 India
同左
茶園面積 155.33ha 同左
栽培面積 134.00ha 同左
年間生産量 2,790トン 1,200トン
従業員数 300人 220人
管理会社 The Coonoor Tea Estate Co., Ltd. Matheson Bosanquet Enterprises Private Limited
※親会社に統合され社名変更(注1)

(出典:紅茶会報2月号 2016 No.418)

「クヌール茶園について」は、当社社員が上記出典元に寄稿した「茶園を訪ねて」という記事を再編して掲載しております。

注1)2025年6月時点では、Matheson Bosanquet Enterprises Private Limitedが経営しています。
注2)2025年6月時点で、取得している認証は FSSC22000, Rainforest, Fairtrade,Halalです。