夏のお友達キャンペーン
おうちが涼やかなティールームに。夏のティータイムに彩を添える「お店みたいなアイスティー」と涼を呼ぶペアリング
お中元・夏ギフト
産地別に選べる Special Selection
nittoh.1909 5th Anniversary
Bottled Tea
フレーバードティー
ふろしきギフト
TEAESATE
TEA CREATOR
私たちについて
会員様特典
Collection

コレクション

Category

商品カテゴリー

 

トップ>コラム一覧> マーガレッツ ホープ茶園(Margaret’s Hope) | インド ダージリン地区 世界の紅茶の産地を訪ねて 

産地

マーガレッツ ホープ茶園
(Margaret’s Hope)
 | インド・ダージリン地区
世界の紅茶の産地を訪ねて

2026.7.6

ダージリン、ウバ、アッサム、キーモン(キーマン)・・・。
世界中の様々な土地で作られ、世界中でその土地ならではの飲み方で愛され続けてきた、紅茶。

世界には、無数の種類の紅茶が存在します。
産地の名前がそのまま紅茶の銘柄になっているものがほとんどです。それぞれの産地で個性ある茶葉が生まれるため、どこで生産された茶葉かが重要な印であり、いつしかブランドとなったのでしょう。
nittoh.1909を運営する三井農林は、100年近く前から、紅茶生産に取り組んできました。
本コラムでは、そんな私たちが実際に世界中の紅茶の生産地に赴き、見て、聞いて、感じた紅茶の生産地ごとの空気感を、皆様に少しでもお伝えできればと思います。

今回ご紹介するのは、インド・ダージリンのマーガレッツ ホープ茶園(Margaret’s Hope)です。

ダージリンという地区について

世界一の紅茶生産量を誇ると同時に、世界一の消費国でもあるインド。

そんなインドにあるダージリンは、インド北東部、ヒマラヤ山麓の標高500〜2,000mに位置する産地です。生産量は少ないものの、香味に優れ、紅茶の中では最も価格が高いことで知られています。また、シーズンにより、味わいや香り等の特徴が大きく変化します。

ファーストフラッシュのクオリティーシーズンは3月頃から4月頃までで発酵が浅く、緑茶のように青々とした外観と黄味かかった淡い水色が特徴です。さわやかな甘い香りとフレッシュな味わいを楽しむ新茶です。
セカンドフラッシュのクオリティーシーズンは5月頃から7月頃までで、1年のうちで最も品質が充実し、芳醇な香りと甘さを感じさせるコク、好ましい渋みを併せ持ちます。水色は淡いオレンジ色をしており、良品にはマスカテルフレーバーと呼ばれる独特の果物香があります。

マーガレッツ ホープ茶園(Margaret’s Hope)について

ダージリンの地図

Margaret’s Hope Tea Estate(マーガレッツ ホープ茶園)はインド北東部、西ベンガル州ダージリン地方の中南部に位置します。麓のSiliguriの町から64km、車でMain RoadまたはPankhabari Roadを利用し、標高1,400〜1,500mのKurseongの町に入ります。さらに北へ進むとMargaret’s Hopeへの道標があり、ここを下ると茶園に到着します。

マーガレッツ ホープ茶園の写真

茶園の創設は1864年。標高は600〜1,800mと高低差があり、工場は1,400mの位置にあります。茶園面積は1136.18ha、栽培面積568.56haとダージリン茶園としては広大ですが、生産量は215トンと多くはないです。品種茶園は9%と少なくほとんどが実生茶園となっています。品種はAV-12、P312が栽培されています。また同じGoodricke Groupに属するDilaram、Edenvale/Maharani Hillsが隣接しており、これらの茶園からも生葉を集め製茶しています。
茶園名はもともとBara-Ringtongでしたが、1927年に改名されました。現在の名称は当時の英国人マネージャーの2番目の娘Margaretに由来します。彼女は幼少期、英国から家族で茶園に移り、この場所を非常に気に入っていました。ところが母、姉とともに英国に帰省する船上で、もう一度茶園に戻りたいという強い願いも叶わず病死してしまいます。父親は訃報を知り悲しみにくれたものの、英国に戻ることはなく、娘が好いたこの茶園で経営に専念しました。そして娘の想いを汲み、Margaret’s Hopeと改名しました。茶園では、今でも彼女の亡霊が毎晩徘徊し、マネージャーのバンガローの西にあるゲストハウスから勉強部屋へ行き、ベランダを経由してテニスコートを放浪していると信じられています。実際バンガローに宿泊した多くの客が亡霊を見たといいます。
茶園は1984年にGoodricke Groupが買収し現在に至っています。このGroupは他にもCastleton、Thurbo、Badamtam他、計8つのダージリン茶園を所有しています。
栽培については、特に有機に徹しているわけではありませんが、肥料は堆肥を利用し、農薬も植物由来のエキスを使用、またレモングラス等の虫除け植物を植え、除草は手作業で行うなどして、使用を最小限に留めています。茶園にはMargaret’s Hope Lakeと呼ばれる湖もあり、ここには絶滅危惧種のヒマラヤ山椒魚が生息しています。他にも貴重な動植物が存在していることから、環境にも優しい栽培が心がけられています。

茶園の認証はETP、FSSC22000、Rainforest Alliance、UTZを取得しています(注1)

2015年11月
(掲載当時)
2026年5月時点
所在地 Margaret’s Hope Tea Garden P. O.
Tung Darjeeling Pin-734224,
West Bengal, India
同左
茶園面積 1136.18ha 同左
栽培面積 568.56ha 同左
年間生産量 215トン 230トン
従業員数 正規労働者 1,099人
臨時労働者 400人
正規労働者 950人
臨時労働者 261人
所有会社 Amgoorie India Limitedbn
(Goodricke Group of Companies)
同左

(出典:紅茶会報11月号 2015 No.415)

「マーガレッツ ホープ茶園について」は、当社社員が上記出典元に寄稿した「茶園を訪ねて」という記事を再編して掲載しております。

注1)2026年5月時点で、マーガレッツ ホープ茶園が取得している認証は、FSSC22000、Rainforest Allianceです。