三井農林株式会社 経営企画部プロモーション室 茶技術顧問
日本紅茶協会 アドバイザリースタッフ
1975年入社、紅茶、烏龍茶の鑑定・購買・ブレンド・品質管理全般、茶飲料開発業務に携わる。
現役時代はインド、スリランカ等の茶産地に多数訪問し、安全な茶葉の買付に向けて、産地調査、現地指導も実施した。
また、インド、スリランカで開かれた国際会議でも講演をして、日本の紅茶市場に関する情報提供を行う。
定年退職後も茶技術顧問として在籍し、後輩の指導、紅茶の普及活動に努めている。
三浦:まずはディンブラや「sri lanka dimbula assort 2021」の説明からさせてください。
インドの南東に位置する島国スリランカは、世界有数の紅茶の産地。スリランカで生産される紅茶は、「セイロンティー」の名で広く知られ、日本に輸入される紅茶の約半分を占めています。そのうち6〜7割が、スリランカ中央山岳地帯の西側に広がる丘陵地ディンブラ地方産の紅茶「ディンブラ」です。
高橋:日本で多くの方が思い浮かべる紅茶のイメージに近いのは、ディンブラかもしれません。王道の、昔からよく飲まれている紅茶です。日東紅茶の「デイリークラブ」なども、ディンブラがブレンドされています。
味の特徴としては、香りが華やかで適度な渋みがあり、全体のバランスが取れている。ストレートで飲んでもミルクティーにしてもおいしい、万能な味わいです。
三浦:スリランカは高低差が大きいのが特徴のひとつ。ディンブラはハイグロウンティーといって、標高が高いところでつくられたお茶です。標高が高いと朝と夜の寒暖の差が激しく、お茶は一日の気温差が大きいと香りが出やすくなります。

高橋:ディンブラ地方には100近くもの茶園があります。今回の3茶園はtalawakelle(タラワケレ)/ nanu oya(ナーヌ・オヤ)地区という、ディンブラ地方の東の方の、一番標高の高い辺りにある地域。
今回はその中でも特に品質がよい3茶園を選び、1年で最も品質がよくなるクオリティーシーズンの特徴が最大限に感じられるよう、特注で丁寧につくってもらいました。
三浦:茶葉は手摘みで収穫し、葉の形状はfbop – フラワリー・ブロークン・オレンジ・ペコーという、茶葉を切断しない昔ながらの製法で、色よりも香りを出すことに重点を置いています。
高橋:記載通りの抽出時間では色が薄く感じられるかもしれませんが、香りを引き出す製法によるためです。まずはストレートでお楽しみください。
三浦:すべて今年の2月〜3月の一番よい時期につくられた、自慢のディンブラです。こうして皆さまにお届けできることを大変うれしく思っています。
つづく中編では、great Western (グレートウェスタン)、dessford(デスフォード)、somerset(サマセット)の3茶園についてご紹介します。






















