使用する茶葉の選定からスタート

和紅茶の製法の説明後、早速参加者の皆様には茶葉の選定に挑戦いただきました。
今回使用した茶葉は紅茶用品種のべにふうき（秋冬番）。
イベント前日に摘採し、萎凋まで済ませた茶葉をご用意しました。

生葉

萎凋した茶葉

萎凋した枝葉から手揉みに使用する葉を皆様思い思いに選んでいきます。
柔らかく揉みやすい新芽部分から大きく少し硬い部分まで、ご自身の手触りで確かめていきます。

お茶づくりの大変さを知る 揉捻工程

手揉みに取り掛かる前に機械の揉捻工程を見学。
写真では見たことのあった揉捻機が実際に動く姿には、皆様も興味津々な様子でした。

揉捻機の動きがイメージできたら、いよいよ手揉みに挑戦。
弊社つくり手・秋林のレクチャーの下、ひたすら茶葉を揉んでいきます。
揉捻を続けることで段々と茶葉は萎れ、色・香りとも変化を始めます。
茶葉を揉むこと30分以上、ご自身の満足いくまで手揉みに打ち込まれる皆様の姿が印象的でした。

紅茶らしく変化してきたら、いよいよ乾燥工程へ

揉捻後、しばらく茶葉は放置し、発酵が進むのを待ちます。
発酵が進むにつれて外観は赤みがかり、より紅茶らしい見た目に近づいていきます。

十分に発酵が進んだら、最後の工程である乾燥へ進みます。
乾燥機に入れて約30分ほど、紅茶の完成を待ちます。

十人十色の違いを楽しむ 飲み比べ

乾燥が完了したら、和紅茶の完成。
手づくりしたもの、機械で製造したもの、計14種以上の和紅茶が並ぶ景色は圧巻。
飲み比べを楽しみました。

赤色が深く、和紅茶らしい味わいのものから、浅めの発酵で緑茶に近い味わいのものまで、十人十色。
人によって好みの味わいもバラバラで、つくり手による違いとその面白みをご体感いただきました。

参加者の声

製茶経験のある方も、はじめてという方も、皆様満足された様子で1日を過ごすことができ、弊社スタッフも安堵しております。
ご参加いただいた皆様からの感想を一部ご紹介させていただきます。

「こうしたらこうなる、がわかって紅茶への理解が深まった。」

「質問しやすい雰囲気で、秋林さんもスタッフの方々もどんな質問にも答えてくださった。 製茶の過程を機械と手でやる2パターンを体験でき、つくり手により味の差が生まれることが実感できた。」

「茶園も製茶体験も初めてで、学びがたくさんあった。知識で知っていただけのことを実際に体験できた。」

「スタッフの皆さんが素晴らしくサポートしてくださった。また、参加者の発言する機会が多く、参加者からの情報も勉強になった。」

茶園で、ご自身の目で製造工程を見て、ご自身で紅茶をつくることで、たくさんの気づき・発見があったようで、つくり手・秋林とも活発なコミュニケーションが生まれていました。
また、ご参加の皆様同士での会話も大変盛り上がっている様子が印象的でした。

見ず知らずの12名が紅茶づくりを学び、紅茶を通してつながりを持つことができた、素敵な1日となりました。
参加アンケートでも満足度、次回の同イベント参加希望とも100%と大変好評をいただきましたので、第2回の開催も・・・！ 今回はご都合の付かなかった方も次回イベントへのご参加をお待ちしております。

今後の体験型コンテンツの予定

nittoh.1909はお茶を通してつなぐ・かなえる・満たされる場として、オンライン・リアル双方にて、新しい紅茶の楽しみ方を提案する体験型イベントを実施しております。

nittoh.1909会員様向けメルマガ、