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知識

フルーツティーに合う紅茶のすすめ
入門編

2023.11.15
フルーツが入った紅茶

フルーツのフレーバーティーは飲んだことがある方も多いと思いますが、実は本物のフルーツを使ってつくるフルーツティーも意外と簡単に淹れられるもの。本物の果実や果皮を使うことで風味はより一層よくなりますが、相性がよくない組み合わせもあります。

ここでは相性のいい茶葉とフルーツの組み合わせを具体的にご紹介。さらに、美味しい淹れ方のポイントまで解説しますので、ぜひおいしいフルーツティーをご自宅でお楽しみください。

共通の香りがあるフルーツと紅茶は最高の相性

紅茶にはフルーツと共通する香り成分がたくさん含まれているため、色々なフルーツとのペアリングが楽しめます。

よりおいしいフルーツティーに仕上げるためにはいくつかのポイントがあるので、まずは組み合わせの基本となる「香り」「味わい」「色」についてご説明します。

香り

フルーツと紅茶のペアリングを考える時、注目すべきは香りの共通性です。

例えば、紅茶に桃のような香りを感じたら桃とペアリングする、紅茶にグリーンノートを感じたら青りんごと合わせてみる、といった感じで組み合わせてみましょう。

味わい

香りが似ているものを組み合わせるとおいしく感じるものですが、紅茶とフルーツとのペアリングでは味わいのバランスも大切です。フルーツは、果汁の甘味や酸味、果皮の苦味の味わいに紅茶の渋みを合わせて選ぶのもいいでしょう。

紅茶の渋みは甘味が強いフルーツと合わせると互いに風味を引立てるので、紅茶の渋みがほどよいものを選んでください。

酸味や苦味のあるフルーツと合わせるときは紅茶の渋みも相まって後味が悪くなるので、紅茶は渋みがやさしいものを選びましょう。

甘味の強いフルーツ×多少渋みのある紅茶 甘味の強いフルーツ×多少渋みのある紅茶
酸味・苦味のあるフルーツ×渋みの少ない紅茶 酸味・苦味のあるフルーツ×渋みの少ない紅茶

フルーツを加えても紅茶の色があまり変わらないものを選ぶのがおすすめです。

紅茶の赤い色は酸化発酵でつくられる紅茶ポリフェノールの色ですが、酸味の強いフルーツを加えると色が明るくなる性質があります。

例えば、ヌワラエリヤなどのあまり発酵させていない紅茶は紅茶ポリフェノールが少ないので、酸味のあるフルーツを加えても色の変化が少なく相性は抜群。柑橘に似た爽やかな香りとほどよい渋みを楽しむことができます。

反対に酸化発酵をしっかりさせているアッサムなどは紅茶ポリフェノールが多く、酸性になると色が変化。重い渋みと相まって酸味と苦味を後残りさせるのであまりおすすめできません。

酸味のあるフルーツと相性のいい紅茶 酸味のあるフルーツと相性のいい紅茶

紅茶の香りと渋みは商品により様々ですので、いろいろなフルーツとの組み合わせを試して、あなたにとってのベストペアリングを探してみてください。

ティーインストラクターが推奨するフルーツと紅茶産地のベストペアリング

ここからは、弊社ティーインストラクターが推奨する具体的に相性のよい紅茶産地とフルーツの組み合わせをご紹介します。

ここで取り上げている紅茶は『 nittoh.1909 』のサイトから購入することができます。

どのフルーツを使ってフルーツティーをつくってみたいか、というところから紅茶を選ぶこともできるので、ぜひ参考になさってください。

ベリー × ディンブラ(Great Western - グレートウェスタン)

ベリーミックス

×

ディンブラの水色

「ディンブラ(Great Western - グレートウェスタン)」はシャープですっきりとした渋みが特徴。
グリーンノートとイチゴやベリーの風味が同調することで、爽やかな余韻を残してくれます。
果実の酸味ともバランスよく調和する、秀逸なペアリングです。

グレートウェスタン香味チャート
「Great Western - グレートウェスタン」の
紅茶を楽しめる商品はこちら
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ぶどう × ダージリン・セカンドフラッシュ(Goomtee - グームティー)

ぶどう

×

セカンドフラッシュの水色

「ダージリン・セカンドフラッシュ(Goomtee - グームティー)」はすずらんのような爽やかな香りが特徴的で、フルーティーかつ甘みのある味わい。
ぶどうの風味ともよく似ているためバランスよく調和して、甘い余韻を残します。

グームティー香味チャート
「Goomtee - グームティー」の
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柑橘類 × ヌワラエリヤ(Sri Lanka Nuwara Eliya Pedro)

柑橘類

×

ヌワラエリヤの水色

「ヌワラエリヤ(Sri Lanka Nuwara Eliya Pedro)」は若草を思わせる青々としたグリーンノートが特徴です。
このほか、柑橘のようなフルーティーな香りもあるため、柑橘の風味と同調。ヌワラエリヤらしいすっきりとした風味も、柑橘のシャープな酸味と相性がよく爽やかな余韻を楽しめます。

ヌワラエリヤ香味チャート
「Sri Lanka Nuwara Eliya Pedro」の
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桃 × 和紅茶(井村製茶)

桃

×

和紅茶の水色

「和紅茶(井村製茶)」は、桃のような甘みのある味わいが特徴。
もちろん、風味が共通している果物の桃との相性は抜群。
同じ風味を掛け合わせた相乗効果で、贅沢な甘い余韻を堪能できます。

和紅茶香味チャート
「井村製茶」の
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洋ナシ × ダージリン・ファーストフラッシュ(Phoobsering - プーブセリン)

洋ナシ

×

ダージリン・ファーストフラッシュの水色

「ファーストフラッシュ(Phoobsering - プーブセリン)」はグリーンノートと優しい渋みのある紅茶です。
この風味が洋ナシの風味と調和。互いに充実した香りを持ち合わせているため、爽やかさや華やかさが増して贅沢な余韻を残してくれます。

ダージリン・ファーストフラッシュ香味チャート
「Phoobsering - プーブセリン」の
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おいしいフルーツティーを淹れるためのポイントとは?

ここからは、フルーツティーを淹れる際に気をつけることや、おいしく淹れるためのコツなどをレクチャー。

ちょっとしたことでおいしさが増したり、風味が落ちたりするので、ここで知識をつけて美味しいフルーツティーを淹れてみましょう。

紅茶は渋みが少ない方がフルーツに合う

紅茶の渋みが強いと、果物の酸や果皮のポリフェノールとぶつかり、心地よく感じられなくなる場合があります。
そのため渋みが少なめの紅茶や、軽めに淹れて渋みを抑えた紅茶に合わせるのがおすすめです。

アイスorホット、それぞれに合うフルーツがある

フルーツの香りを強く感じたい場合はホットで淹れるのがおすすめです。

特にイチゴ、リンゴ、オレンジ、ぶどうなどはホットの方が果実の魅力をより感じやすくなります。ただし、ホットにすると果肉のフレッシュさが失われる可能性があるキウイ、桃、梨などは、アイスにした方がいいでしょう。

ピーチティー

ミルクを入れても大丈夫?

フルーツによってストレートに合うもの、ミルクティーに合うものがあります。

酸が強いフルーツはミルクを入れると乳成分が分離してしまうのでストレートティーと合わせてお楽しみください。

逆にミルクを入れるとおいしくなるのはバナナです。バナナは牛乳と合わせてバナナシェイクにするなど、一般的に相性のよい組み合わせ。酸度が低く乳成分の分離もないので、ぜひ試してみてください。

果皮は紅茶と一緒に蒸らすと香りをしっかり抽出できる

リンゴや柑橘類の皮は、紅茶を抽出するときに一緒に入れて蒸らすと皮に含まれる香りを茶葉と一緒に抽出でき、香りをしっかりと出すことができます。
秋冬シーズンに特におすすめなのがリンゴの皮です。ナチュラルなリンゴの香りを気軽に楽しめるので、むいた皮は捨てずに紅茶を淹れる時に使ってみてはいかがでしょう。

フルーツ+αでよりおいしくなり、バリエーションも増える

アップルシナモンティー

甘みやスパイスなど、フルーツに+αを加えると味に濃度が出て、バリエーションを増やすことができます。

例えば、イチゴ+はちみつ、オレンジ+クローブ、リンゴ+シナモンなどは定番です。また、糖を少し加えると味の骨格がしっかりとして香りと味わいのバランスがよくなることが多いので、少し甘みを加えてみてください。

ドライフルーツは紅茶を抽出する時に加えると風味がアップ

ドライフルーツティー

ドライフルーツは風味が出るまでに時間がかかるので、紅茶を抽出する段階で一緒に加える、もしくは紅茶と一緒に煮込むのがおすすめです。

糖をまぶしたセミドライ系のフルーツは、カップに入れてホットティーを注ぐだけでもOK。飲み終わるころには紅茶がフルーツに染み込んで、おいしくいただけます。

氷の代わりに冷凍フルーツを使うのもおすすめ

アイスティーの氷代わりに、スーパーやコンビニでも手軽に入手できる市販の冷凍フルーツを使用するのもおすすめです。
アイスティーが水っぽくならずに最後まで美味しく飲むことができます。

果汁を使う時は紅茶を濃いめに淹れると味がぼやけない

果汁を混ぜ合わせると水分が増えるため紅茶が薄くなり、味がぼやけてしまうことがあります。

果汁を合わせる時はストレートで飲むよりも濃いめに紅茶を抽出するのがポイントです。
アイスティーの場合は、紅茶か果汁どちらかに甘みを加えると比重が変わり、きれいな2層のセパレートになります。

セパレートティー

ここで紹介した「おいしく淹れるポイント」をしっかり押さえて、ぜひお好みのフルーツティーをつくってみてください。きっと、一度つくるとそのおいしさがクセになり、いろいろなフルーツで試してみたくなるはずです。