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知識

新発見!ダージリンで楽しむミルクティーのススメ

2023.7.7
ミルクティー

ダージリンというとストレートで飲むイメージがありますが、実はミルクティーにおすすめのダージリンもあることをご存じでしょうか?ダージリンは収穫時期や茶園によって味わいが異なるので、ミルクとの相性も様々です。そこで、日本発祥の紅茶メーカーで家庭用紅茶シェアナンバーワンの三井農林に所属するティーテイスターが、ミルクティーに合うダージリンをご案内。さらに、ミルクティーの美味しい淹れ方もご紹介して、ダージリンの新境地へと誘います。

※インテージSRIデータ(販売金額) / エリア:全国 /業態:全業態 / 期間:2022年4月〜2023年3月

ダージリンはどんな場所でつくられているの?

ダージリンやアッサムなど紅茶には産地名がそのまま銘柄になっているものがあります。紅茶の種類を選ぶということは、気づかないうちに茶葉が生まれた地域を選んでいる、ということがあるのです。世界のお茶の主な産地は、「ティーベルト」と呼ばれる北緯45度から南緯35度までのエリアに集まっています。有名なアッサムも同じインド原産でこのティーベルトに含まれていますが、茶樹の品種も製法も異なり、味や香りにも大きな違いがあります。

ティーベルトと産地の図
ティーベルトは熱帯・亜熱帯気候地帯。標高が高い山地は気温の寒暖差があり茶の木が好む気候

「ダージリン」はお茶の生産に向いているインド東北部のヒマラヤ山麓、標高500〜2000mという高地に位置する生産地で、その香り高い味わいから「紅茶のシャンパン」といわれ、世界三大紅茶のひとつとしても有名です。

ダージリンの茶摘み風景
ダージリンは標高が高いため、斜面に茶畑が広がる
ダージリンマップ
ネパールとの国境付近に位置するダージリン

7つのエリアに分かれて87の茶園があり、茶園ごと、シーズンごとにオリジナリティー溢れる美味しいお茶をつくり出しています。

ちなみに紅茶の品種の中でも知名度が高い「アールグレイ」は産地名ではありません。茶葉に人工的な香りをつけたフレーバーティーの一種で、アールグレイには柑橘系のベルガモットのフレーバーがつけられています。そのためアールグレイには中国のキーマンやスリランカのセイロンティーなど、ベースとなる茶葉が様々あり、それぞれに味わいが異なるのです。

シーズンによって風味が異なるのもダージリンの魅力

「ダージリン」は収穫時期により、味や香りに大きな違いがあるのも特徴です。春、3〜4月に摘む一番茶の「ファーストフラッシュ」は新茶で、抽出したお茶の色は黄味がかっていて透明感があり、爽やかな甘い香りとフレッシュな味わいを楽しむことができます。

ダージリンのファーストフラッシュの水色と茶葉の写真
「ファーストフラッシュ」。抽出した色は薄め。茶葉は緑がかっている

5〜7月に摘む「セカンドフラッシュ」は二番茶。芳醇な香り、コクを感じる甘みとほどよい渋みが魅力です。水色は淡いオレンジ色で、良質の茶葉は「マスカテルフレーバー」と呼ばれる、マスカットのような華やかな香味を持っています。1年のうち、もっとも品質が充実しているのもこの時期です。

ダージリンのセカンドフラッシュの水色と茶葉の写真
「セカンドフラッシュ」。抽出した色は淡いオレンジ色。
茶葉はファーストと比べると黒みがかっている

1年のうちにもっとも良質なダージリンの茶葉が取れるのは春から夏とされていますが、この後にも収穫は続きます。8〜9月に摘まれるのは「モンスーンフラッシュ」。葉の成長が早まって生産量は増えますが、品質は劣り、色の明るさは弱まります。

そして1年の最後、10〜11月に収穫する「オータムナル」はバランスがよく、味に深みがある飲みやすい紅茶。この時期になると冷涼と乾燥によって葉の成長が遅くなり、引き締まった味わいになります。

ミルクティーと相性のいいダージリンはコレだ!

このように、ダージリンとひとことで言っても産地や収穫時期によって香りや味わいが変わるので、ミルクとの相性も様々です。収穫時期で選ぶなら味が濃く、渋みが強くなる秋摘みの「オータムナル」がおすすめです。それでもミルクの強さに紅茶が負けてしまうことがあるので、抽出時間や茶葉の量を増やして濃い紅茶をベースにすれば、紅茶の香りと味が楽しめるミルクティーになります。

産地によるミルクとの相性の違いは、家庭用紅茶で国内トップシェアを誇る三井農林のティーテイスター陣が実際に試飲して検証。今回はダージリンの5つの産地の茶葉をアソートにした商品「Ep.1 Darjeeling Assort」の5種それぞれでミルクティーをつくり、味を評価しました。

ティーテイスターが紅茶を評価している写真
ティーテイスターは研ぎ澄まされた五感と集中力で紅茶を評価する
試飲評価の表の画像
※ホットで、ミルクは牛乳使用で検証
点数は7名による5段階評価の中央値
(1〜2点:△、3点:○、4〜5点:◎)

「プッシンビンは香味がしっかりしているのでミルクとの相性はかなり良いと思います。チョントンはファーストフラッシュなのでミルクティーにすると色がかなり薄くなりますが、香りとの調和はおもしろかったので、みなさんにもぜひ試してほしいです」といったコメントもティーテイスターからいただきました。

プッシンビンはダージリンイーストというエリアに位置し、有機栽培にも取り組む茶園。完熟したフルーティーな甘みがあり、ミルクを入れることで華やかな香りが楽しめるようなので、ぜひミルクティーで飲んでみたいですね!

ダージリンミルクティーの美味しい淹れ方、教えます

水を使わずにミルクだけで淹れたり、ポットや手鍋を使ったりと、ミルクティーの淹れ方は様々です。ここからはミルクティーの淹れ方を4パターンご紹介しますので、自分好みの味が出せる淹れ方を探して、ミルクティーの奥深い世界を楽しんではいかがでしょう。

ポットでいれるミルクティー

ポットでいれたミルクティーの写真

材料(2杯分)
・茶葉  8g
・お湯  150ml
・ミルク  150ml
・砂糖  お好みで

ポットとカップを温め、電子レンジなどでミルクを軽く温める。
ポットに茶葉を入れて沸騰したての熱湯を注ぎ、フタをして2分蒸らす。
温めたミルクを加えてさらに2分蒸らす。
全体を軽く混ぜ、茶殻をこしながらカップに注ぎ分ける。

手鍋でいれるミルクティー

手鍋でいれたミルクティーの写真

材料(2杯分)
・茶葉  8g
・お湯  150ml
・ミルク  150ml
・砂糖  お好みで

手鍋に水を入れて沸騰させ、茶葉を入れてひと混ぜしてからフタをして2分蒸らす。
ミルクを加え、弱火で沸騰しない程度に温める。カップも温めておく。
全体を軽く混ぜ、茶殻をこしながらカップに注ぎ分ける。

ミルクだけでいれるミルクティー

ミルクティーと牛乳の写真

材料(2杯分)
・茶葉  8g
・ミルク  300ml
・砂糖  お好みで(甘みをつけるとコクが増しておいしくなります)

小さな耐熱容器に茶葉を入れ、茶葉がひたる程度の熱湯を注いで湿らせる。
手鍋にミルクを入れ、弱火で沸騰しない程度にかき混ぜながら温め、火を止める。
△肪稷佞鯑れてひと混ぜし、フタをして3分蒸らす。
全体を軽く混ぜ、茶殻をこしながらカップに注ぎ分ける。

アイスロイヤルミルクティー

アイスミルクティーと牛乳の写真

材料(大きめのグラス約1杯分)
・茶葉  8g
・お湯  100ml
・ミルク  50ml
・砂糖 or シュガーシロップ  お好みで

温めたポットに茶葉を入れ、沸騰したての熱湯を注いで2分蒸らす。
別のポットに茶殻をこしながら移す。
砂糖を加える場合はここで溶かす。砂糖の量はホットの1.5〜2倍を目安に。
ミルクを加え混ぜ、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎ、一気に冷やす。甘みを後からつける場合はシュガーシロップを加える。

アソートパックでダージリンの奥深い魅力を堪能しよう!

ティーテイスターがダージリンとミルクとの相性を調べるために、ミルクティーにして試飲した「Ep.1 Darjeeling Assort」は、ダージリンの数ある茶園の中からnittoh.1909スタッフが試飲会を実施して飲み比べをし、5茶園をセレクトして詰め合わせた商品です。

ダージリンアソート5袋入りの写真
Ep.1 Darjeeling Assort 5袋
864円(税込)
ダージリンアソート10袋入りの写真
Ep.1 Darjeeling Assort 10袋 木箱
2,484円(税込)
5種のダージリンと茶葉の写真
チョントン、プーブセリン、プッシンビン、グームティー、マリーボンと
5つの茶園のダージリンを味わうことができる
ダージリンの茶園を表した画像
5つの茶園は所在するエリアも様々

ミルクを加えると華やかさが増すダージリン、ストレートで美味しいダージリンなど、茶園の個性を楽しめるティーバッグのアソートになっていますので、ぜひ気軽に、いろいろな淹れ方で楽しんでください。そして、ダージリンの新たな美味しさを発見していただけるとうれしいです。