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知識

ミルクティーに向いている茶葉とは?

2024.02.16
ミルクティー4つの水色の写真

ホッとひと息ついて穏やかな時間を過ごしたい時におすすめのミルクティー。
紅茶を淹れる時にミルクは必須、というミルクティー好きの方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、「ミルクティーに合う茶葉選び」です。ここではミルクティーに向いている茶葉や、茶葉による味や香りの違いなどをわかりやすくご紹介。

ぜひ、好みや気分に合わせて味わいの異なるミルクティーをお楽しみください。

こんな香味の茶葉が
ミルクティーに向いている

本来、紅茶とミルクは相性が良いものですが、ミルクティーにするなら紅茶の味わいをしっかり感じられるように比較的渋みが強く、コクある茶葉を使うのがおすすめです。

「ストレートで飲むには少し濃いな」と感じるくらいに淹れると、紅茶の渋みや重みがミルクに負けずに調和して、美味しいミルクティーになります。

ホイールの写真

上図は三井農林が紅茶を評価・表現するコミュニケーションツールとして作成した「キャラクターホイール」です。

香りを表現するグループの中で「Sweet」「Roast」「Spicy」「Cool」の紅茶はミルクティーに向いていて、どの特徴が強いかによって違った個性を出すことができます。

Sweet系が強ければ甘い感じに、「Roast」が強ければ香ばしい感じになりますし、「Spicy」はスパイスっぽい香りがアクセントになり、「Cool」はスーッと香るようなシャープなミルクティーが楽しめる、というわけです。

また、グリーンノートがある茶葉も、渋みがしっかりとある香味であればミルクを入れることで渋みがまろやかになり、グリーン系のすっきり爽やかなミルクティーを楽しむことができます。

茶葉のサイズでも変わる
ミルクティーの味わい

紅茶は茶葉により大きさや形状の違いがあり、それによってもミルクティーの味わいが変わってきます。まずは、サイズや形状で代表的なものをいくつか挙げてみましょう。

オレンジ・ペコー(OP)

オレンジ・ペコー(OP)の写真

葉の長さが1cm前後ある、細長い大型のリーフティーのこと。一般的に水色は明るく、しっかり蒸らすことで豊かな香りを楽しめます。

ブロークン・オレンジ・ペコー(BOP)

オレンジ・ペコー(OP)の写真

製造時に機械で葉を切断してつくられるため、茶葉はOPよりも小型。比較的短い蒸らし時間でしっかりとした香味と水色を抽出できます。

シー・ティー・シー(CTC)

シー・ティー・シー(CTC)の写真

Crush(押しつぶす)・Tear(ひきさく)・Curl(丸めて粒にする)の略。短時間で抽出できるように開発された製法で、茶葉の外観は特徴的な粒状をしています。

ミルクティーに向いているのはどちらかというと細かいタイプの茶葉です。理由は、大きいサイズの茶葉よりも抽出しやすく、濃く淹れることができるから。切断面が多いほうが抽出しやすく、紅茶の成分もより多く出すことができるため、BOPやCTCなどがミルクティーに向いている、と言えます。切断面が多いと雑味を感じることもありますが、ミルクティーにはその雑味をいい形で出すことができることもあるのです。

ただしOPでも、スリランカのローグロウンやアッサムなどはミルクティーに合うので、OPを使う場合は抽出時間を通常の1.5〜2倍程度に長くして、濃いめに抽出するのがおすすめです。

ミルクティーにおすすめの茶葉の産地

紅茶は好みによって産地で選んでいる方も多いと思いますので、ここではミルクティーに向いている茶葉の産地をご案内します

アッサム(インド)

アッサムの写真

甘い香りと濃厚なボディ感のあるアッサムは、ミルクを加えると濃厚な味わいを楽しむことができます。水色が濃い赤褐色で、ミルクを加えても赤みのあるきれいなミルクブラウンになるのもポイントです。

キャンディ(スリランカ)

渋みは穏やかですが水色は濃いめの赤色。麦芽のような芳醇な香りを持っていることからミルクを加えても濃厚すぎないミルクティーを楽しむことができます。

ウバ(スリランカ)

●ウバ(スリランカ)の写真

シャープで強めの渋みが特徴です。ストレートでは渋くて飲みにくくてもミルクを入れればまろやかになり、強い渋みが紅茶の骨格を引き出して豊かな味わいに。すっきりとしたキレのあるミルクティーを楽しむならウバがおすすめです。

ルフナ(スリランカ)

低地産特有の重い香りとコクがあり、濃い赤褐色の水色でおいしそうなミルクブラウンに仕上げることができます。インドのアッサムと同じく代表的な低地産で、アッサムに似た重いボディ感のあるミルクティーを味わえます。

私たちがお勧めする、
ミルクティーにするならこの紅茶

ここからは、具体的にミルクとの相性がよく、ミルクを入れることでより味わい深くなるnittoh.1909の商品をご紹介します。

当サイトから購入することができますので、商品選びの参考になさってみてください。

ロースト感ある香ばしい
ミルクティーがお好みの方へ

The Tea for Milk Tea 50g

「ミルクティー向けの茶葉を望む声に応えたい」という思いからティーテイスターが開発したオリジナルブレンドティーです。焙煎したアッサム茶葉とキャンディ茶葉をブレンドし、カラメルのような香ばしく甘い香りに仕上げました。ミルクを加えることで紅茶の香りと調和し、濃厚でコクのあるミルクティーをお楽しみいただけます。

The Tea for Milk Teaの水色
The Tea for Milk Teaで作ったミルクティーの水色
The Tea for Milk Tea の香味チャート

おすすめの楽しみ方:はちみつやシナモンを加えると紅茶の焙煎香と調和して、この商品ならではの個性を楽しめます。

「The Tea for Milk Tea 50g」はこちら

フルーティーな甘い香りのミルクティーがお好みの方へ

和紅茶 -Premium Leaf-

鹿児島産の「和紅茶 -Premium Leaf-」は、ミルクを加えることで茶葉の持つ「桃」のようなフルーティーな香りが立ち、「和のミルクティー」といった印象に。しっかりとした渋みもあるためミルクと調和し、味わい深いミルクティーをつくることができます。きれいな濃いミルクブラウンで、水色からも美味しさを感じられます

和紅茶 -Premium Leaf-の水色
和紅茶 -Premium Leaf-で作ったミルクティーの水色
和紅茶 -Premium Leaf-の香味チャート

おすすめの楽しみ方:フルーティーな香りのミルクティーをそのまま堪能するのもいいですが、和三盆や素朴なビスケット・クッキーなど、シンプルなお菓子と合わせるとミルクティーの味がより際立ちます。

「和紅茶 -Premium Leaf-」はこちら

すっきりとしたミルクティーがお好みの方へ

Somerset(Sri Lanka Dimbula Assort 2021)

産地はスリランカのディンブラ。標高約1,400m以上の高地で栽培された茶葉らしいフルーティーさとグリーンな香りが感じられ、さわやかですっきりとした味わいのミルクティーを楽しめます。1回目の揉捻・篩分けの工程で選別された茶葉のみを集めた1st Dhoolと呼ばれる茶葉を100%使用しているのも魅力です。

Somersetの水色
Somersetで作ったミルクティーの水色
Somersetの香味チャート

おすすめの楽しみ方:すっきりとした軽やかなミルクティーなので、朝食時のパンのお供に。スイーツでは、フルーツの入ったパウンドケーキとの相性が抜群です。

「Somerset(Sri Lanka Dimbula Assort 2021)」はこちら
Sri Lanka Dimbula Assort ネコポス

Sri Lanka Dimbula Assort 2021 5袋ご好評につき
完売いたしました

サマーセット紙箱

Sri Lanka Dimbula Assort 2021
10袋 紙箱ご好評につき
完売いたしました

ミルクティーの新境地を楽しみたい方へ

あの時飲んだ、あの烏龍茶の、あの味が忘れられなくて〜22年春〜(烏龍茶)

渋みがマイルドでやわらかく、マンゴーやライチのようなフルーティーさも感じる日本産の烏龍茶をベースにつくる、ちょっと珍しいミルクティーです。甘みを加えると黒蜜のような味わいを感じます。いつもとは一風変わったミルクティーを飲んでみたい、という方は、ぜひ一度お試しください。

あの時飲んだ、あの烏龍茶の水色
あの時飲んだ、あの烏龍茶の、
あの味が忘れられなくて〜22年春〜
で作ったミルクティーの水色
あの時飲んだ、あの烏龍茶の香味チャート

おすすめの楽しみ方:あんみつや羊羹などの和菓子と組み合わせると、独特の黒蜜感がアップして相性の良さを感じます。シナモンを加えれば八つ橋のような味わいに。

「あの時飲んだ、あの烏龍茶の、あの味が忘れられなくて〜22年春〜」はこちら

より美味しいミルクティーを淹れるために

最近は紅茶の種類も多彩で「ミルクティー向き」として販売している紅茶もありますので、こちらを選ぶのもおすすめです。

ミルクティー用でなくても茶葉の量を多くする、抽出時間を長くするなどして、ミルクティーに合う濃い紅茶を淹れることができます。その場合、茶葉は1.5〜2倍程度、時間は1〜2分追加すると渋みや香りがしっかりと出てミルクティー向きになります。

自分のお気に入りの紅茶でミルクティーをつくってみたい、と思ったら、まずは一度淹れてみることが大事です。細かいブロークンタイプの茶葉であれば、通常1杯に使う茶葉は2〜2.5g程度ですが、ミルクティーの場合は3〜4gあったほうがいいでしょう。また、リーフのサイズが大きい場合は、通常3g程度に対してミルクティーでは4〜5g程度使うのがおすすめです。

ミルクポットと紅茶の写真

それでも紅茶の味が薄い、輪郭がぼやけているなど物足りなさを感じたら、茶葉の量や抽出時間を加減して自分好みに仕上げてください。茶葉の量を増やすのがいいのか、抽出時間を長くする方がいいのかは紅茶によっても好みによっても異なるので、いろいろ試してベストの濃さを見つけましょう。

さらに、甘みを加えるとよりボディ感が増して濃厚な味わいになるのもミルクティーの特徴です。甘みはグラニュー糖、三温糖、黒糖、はちみつなどで付けることができ、それぞれに違った味わいを楽しめます。

紅茶の濃さ、加える甘みを自分好みにカスタマイズできるのもミルクティーの楽しみ方。その時の気分に合わせて調整して、ほっこりと安らげるティータイムをお過ごしください。