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トップ>コラム一覧> カルチャー:紅茶とペアリング【前編】

カルチャー

紅茶とペアリング

2021.3.24
暮らしの中での飲み合わせ、食べ合わせ

「ペアリング」という言葉をご存じでしょうか?

ある飲み物とある食べ物、それらがよりおいしく感じる組み合わせを考えることをペアリングと呼びます。

白いごはんにお味噌汁。ビールに枝豆。
赤ワインには肉料理、白ワインには魚料理、などなど。

個人の嗜好はあれど、世の中には「鉄板」といわれる食べ合わせや飲み合わせが多数あり、実は私たちは、日頃から自然にペアリングを楽しんでいるのです。

さて、紅茶ではどうでしょうか?

本日はお茶のおいしさや香りに関する分析・研究を行なっている三井農林株式会社の研究所より、「紅茶とペアリング」をテーマにお送りします。

身近な食べ物と紅茶のペアリングの世界、どうぞお楽しみください。

監修:三井農林株式会社 R&Dグループ
大野敦子

まずは「似た香り」を選ぶこと

紅茶や食べ物には、花のような香りや柑橘のような香り、若葉のような香りなど、さまざまな香りの成分が含まれています。食べ物と紅茶に共通する香りの成分があると、香りにどこか似たところがあるので相性がよく、おいしく食べ合わせることができます。気軽に楽しめるペアリングのコツは、まず「似た香り」があるもの同士を選ぶこと。

例えばスイーツやパンに紅茶が合うというのは、多くの方がなんとなく感じていると思います。特にフルーツを使った洋菓子が相性抜群に感じられるのは、共通の香り成分が多く含まれているためです。

緑茶と合わせるイメージの強い和菓子も、紅茶とのペアリングを楽しめます。これからの季節におすすめなのが桜餅。桜葉の香りは、紅茶の華やかな香りやドライリーフの香りと同調し、紅茶の渋みが餡の甘さを程よく引き立てるため、とても相性がいいんです。豆大福やよもぎ餅もおすすめ。ぜひ紅茶と和菓子のペアリングを楽しんでみてください。

カレーには紅茶

紅茶とのペアリングはスイーツだけではなく、さまざまなお料理ともお楽しみいただけます。まずはカレーとの食べ合わせを、ぜひ試してみてください。カレーには紅茶といっていいくらい、とっても相性がいいペアリング。紅茶とカレーは全く異なる味わいに感じられるかもしれませんが、実は、香り成分がかなり共通していて、香りの親和性が高いんです。

また、紅茶にはポリフェノールという渋みの成分があり、タンパク質や油分など余分なあと残りをスッキリ流す効果もあります。くちの中がさっぱりするため口直しになり、次のひと口がまたおいしく感じられます。

スパイスの辛味が苦手な方は、ミルクティーもおすすめ。牛乳の乳脂肪分やタンパク質が、カレーの辛味を包み込みマイルドにします。チャイならスパイスの効果もミルクの効果も楽しめるので、それぞれ、ぜひ試してみてください。

さらに手軽に楽しめるおすすめのペアリングが、カレーパンや、カツサンド。カレーパンは、紅茶とカレーとの相性に加え、揚げたパンの油分を流す効果で口がさっぱりします。

また、カツサンドに使われているソースは、野菜・果物・香辛料を煮込んで作られており、こちらも紅茶と共通する香り成分がたくさん含まれているので、香りの親和性を楽しめます。

スパイシーなスナック菓子もスパイスとの調和とさっぱり効果で、あと引くおいしさが際立ちますよ。