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トップ>コラム一覧> 対談:もぎたての香りそのままに – 小豆島のベルガモット –【中編】

対談

もぎたての香りそのままに – 小豆島のベルガモット – 

香料を使用せず、植物本来の自然な香りを楽しんで欲しいというコンセプトのtea creator新シリーズの第一弾「botanytea – 小豆島産ベルガモット – 」が発売となりました。

ベルガモットをご提供いただいた山田オリーブ園の園主・山田典章さん(以下山田)と、新製法を開発し「botanytea(ボタニティ―)」を創り出したティークリエイター・秋林健一(以下秋林)の対談中編をお届けします。

瀬戸内海とオリーブの写真

秋林:東京でサラリーマンをしていて、40歳代で小豆島に渡られるって大きな決断だったのではないですか。

山田:妻の実家のある小豆島に来ている時に、親戚の畑仕事を手伝っていたら、帰りたくなくなっちゃった、くらいがはじまりです(笑)

ちょうど40歳ぐらいで、これからどうしようかと考えていました。東京で仕事を続けるか、違うことに挑戦してみるか。まだ体力もあるうちに、新しいことを始めてみようと思いました。

秋林:最初から有機栽培ですか?

山田:最初から有機です。その頃、借りられる畑の広さを考えると、家族を養えるほどの収穫量はむずかしそうだった。木1本あたりの収穫量を増やすのは、技術もいるし大変なんです。そこで、オリーブの実そのものを農協におろすのではなく、自分で搾油して自分で売れば、家族が食えるくらいにはなると考えました。

そして、無農薬でオリーブを栽培している人がまだいなかったんです。だったら、有機オリーブでオイルを作れば買ってもらえるんじゃないか。その一手に賭けたという感じです。

必然からの始まりでしたが、やってみたら有機栽培は本当におもしろくて、オーガニックの良さにも後から自分なりに気付いていきました。

山田と秋林が対談している様子

山田:なぜこれまで無農薬でできなかったかというと、オリーブアナアキゾウムシという虫が木を枯らせてしまうので、その虫を駆除するために強い農薬を使わないとオリーブを守れないんです。

それを知って、オリーブアナアキゾウムシだけを何とかすればいいなら方法はあるかもと思いました。僕、虫が好きな子供で、それこそ小学生の頃は毎日虫とりしていたんです。虫の生態を知って、虫視点でオリーブをみていきました。

実際オリーブアナアキゾウムシを自分で飼って調べ、虫について考えることによってオリーブとの距離が近付き、深まっていきました。生態を調べて動きを推察することで、農薬を使わずに捕まえることができる。今も1本ずつ木をみて捕獲して、すべて飼育しています。

ゾウムシって1.5センチくらいのサイズで、1ヘクタール500本の僕の畑で、一日に1匹か2匹しか飛んできません。みつけようにも、その生態を知らなければ、まずみつからない。

虫や自然は圧倒的すぎて、人間ができることはそう多くはありません。でも何もできないわけじゃない。とにかく、できることは全部やってみる。そうしてがんばったからといってうまくいくかは別問題ですが。そんなコントロールできないところまで含めて、おもしろくて、農業は飽きないです。

虫や木はそんなこと全く関係ないので、向こうからするといつも来て何やってんだろコイツって感じだと思いますが(笑)

後編へつづく

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